再び京都へ-洛風林展へ–その④ A Kyoto Trip Ⅱ

美しいデザインたち

今回の個展では、実際に洛風林さんが世界中から集められた資料とそこにインスパイアされて制作された帯が合わせて展示されているのが楽しい趣向でした。

例えばこちらの愛らしいタペストリー。まるで子ども部屋のベッドスプレッドや壁紙になりそうなカラフルなものです。3種類のお花が描かれています。

そしてこちらがこのタペストリーから意匠化された帯。「おーなるほど!ホントだホントだ!」と、ひざポンしながら拝見することが出来、とても楽しかったな♪

地色やお花の色が変わると全く雰囲気が変わるのがすごいですね~★

そしてこちらは、インド製更紗の古裂の一部を額装してあります。この生地とってもかわいいですよね。こう手の小花柄は私のタイプでもあります。皆さんの中にもお好きな方多いのでは?

ここから帯になったのがこちら。

テキスタイルから触発されるというパターンだけではありません。

こちらは、お祖父様が愛用されていた李朝の器からアイデアを得た作品。

これはかわいい帯ですね。地色も大輪のお花模様も愛らしいです。

こうした制作のスピリットは、脈々と現代の洛風林にも受け継がれています。こちらは、麗子社長がマルタ共和国のヨハネ大聖堂を訪れた際に、その豪奢な装飾に感銘を受けて制作をした帯だそうです。

この帯、とっても素敵ですよね!思わず大聖堂の中を想像してしまうほど。美しいブルーが印象的な一本です。

会場には、洛風林さんが出されていた冊子なんかも展示されていました。

アグレッシブに制作をされていた様子が伺えますね。

今回の個展では、改めて洛風林さんのこれまでのものづくりの姿勢やスピリットを感じることが出来、大変有意義な時間でした。

とにかく会場の雰囲気も素敵でしたし、各所に麗子社長を初めとする洛風林の女性スタッフならではの細やかな配慮があって、素晴らしいな、と思いました。

気がついたら2時間以上お邪魔してしまって、驚きました(笑)。弾丸でも東京から飛んで行ってよかったな!麗子さん、ありがとうございました。

つづく。

 

あこや

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