師走の京都へ〜その③〜 A short trip to Kyoto

大鵬ナイトのあとは、素敵なバーへ皆で立寄り、おしゃべりが尽きない夜でした。年齢もバックグラウンドもバラバラな仲間だからこその楽しさというのがありますね。大充実の滞在初日の夜でした。

翌日は、友人と待ち合わせて朝から活動的に室町あたりをウロウロ。

そして、白味噌のお椀が頂きたいね、ということになり、ランチは久々に志る幸さん伺いました。

こちらに伺ったのは随分と久しぶりでしたが、四条河原町界隈は訪れる度にお店がクルクルと変わっていて、若者の街の移り変わりの早さに驚きますが、こちらは変わらずにここにあってくれて嬉しい。

お友達は利休弁当。私は毎度の穴子丼をお願いし、白味噌のお椀はこれまた毎度のおとしいも。

白味噌のお雑煮も食べたいね、などと話しながら(食べている時に食べ物の話題をする等、なんと食いしん坊なことか!)、温かいお椀で身体が温まりました。

おとしいも

京都に着てから、食べることしかやってないのでは!?笑

こちらのお店は、時間がない時にもさっと食事が済ませられるので、とっても助かります。白味噌のお椀を気軽に食べられる貴重なお店です♪

ランチのあとは、お友達がお誂えの草履を受け取りに祇園ない藤さんへ行かれるというので、同行することに。

素敵な秋冬にぴったりのお草履をお誂えされていました。
いいな、いいな♪女将にもお会い出来て嬉しかったな。

ここで友人とはお別れ。このあと、別のお友達と合流して、紅葉見学へ。
東山にある智積院に来ました。

紅葉見学、というよりも、こちらには長谷川等伯の国宝があり、それを見に来たら、境内が案外紅葉だった、という方が正しいかも知れません。

国宝はもちろん撮影禁止でしたが、狩野派隆盛の時代に独自のスタイルを貫いた等伯の画に初めて触れ、とても興味深かったです。

この様に金ピカピカな襖や壁に描かれた大胆な構図な絵に囲まれた部屋というのは、どのような居心地なのかしら、、、。などと想いを巡らしていると、実際には、当時は日中はやわらかな外光に、夜はロウソクの火ひとつでてらされる薄暗い空間。そこにこの金がぼーんやりと光り放っていたと聞くと、なかなか想像よりも落ち着きがある部屋だったのだろうなあ、と思います。

ちょっと冷たい空気の中のお散歩もなかなかのものでした。


つづく

あこや

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