沖縄への旅☆琉球の織物を訪ねて☆宮古織物事業協同組合~その⑪~ Discover the okinawa weaving

宮古島に上陸!

今回の旅で、一番楽しみにしていたのが、宮古上布に会いにいくこと!でした。

みなさんは、宮古上布って聞いたことありますか?
宮古上布は、現代ではとても希少性が高い=値段も高い織物(笑)で、実際に宮古上布を着たり、見たりしたことある方って少ないのではないかと思います。

少し見えにくいですが、これが宮古上布。

ガラスケースの中にある設置されているのが、貴重さを物語っていますが、藍色が美しい透けるようなきものです。

宮古上布は、1978年に重要無形文化財認定された宮古島で織られている夏の織物です。制作工程は大変手間がかかっており、何人もの職人の手を通して完成品が出来上がるということから、年間10反も生産されていない大変希少性の高い織物です。よって、東京の呉服店で見るとそのお値段は数百万!車が一台買えるくらいなんですよ!

ここまで来ると限られた人しか着ることが出来ない代物ですよね。。。涙

でも、宮古島にはその美しい上布を織る素晴らしい作家さんや職人さんがいらっしゃいます。買えなくても、どれだけ素晴らしいものなのか、この目で見てみたい!と思ったわけです。
その宮古上布とは何ぞや、が、よく分かる場所へ向かいました!

こちら、宮古島市伝統工芸品センター。ここには、宮古織物事業協同組合が入っています。立派な建物ですよねー!

この施設の中では、実際に、組合の織り子さんが日々宮古上布や宮古織を制作しています。また、宮古上布が出来る制作工程を見学することも出来るんです。

施設の横には、こんな石碑が。

「宮古上布 創始者 稲石」と書いておりますね。

この稲石という人物は、1583年(万暦13)綾錆布(あやさびふ)を創製して琉球王国に献上、宮古上布織製の端を開いた人物として、祀られているのです。綾錆布とは、大名縞の紺細上布で苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m 幅40cm19ヨミの細目布であったそう。

さて、施設の中に入ると、

観光客の私にも親切に案内してくれるセンターの方が迎えて下さいます。ここには、様々なパンフレットや制作工程のビデオも見せて下さるんです。

館内には、宮古上布の展示や、制作工程を詳しくパネル化したもの、機の展示、実際に織り子さんが織っている所、また、苧麻の畑もあるんです!

次からは制作工程を見ていきます!

つづく

 

あこや

Leave a Reply

CAPTCHA