【きもの探訪】勝山健史 糸へのこだわり その① Takeshi Katsuyama : The essence of a work

南アルプスの麓へ

快晴の6月初め、東京から車を運転して3時間。長野県まで行ってきました!

まわりを山々に囲まれた美しい田園風景。水田を流れる水の音が強い太陽の陽射しを和らげてくれるようです。雪を抱いた南アルプスが見えます。まだこの季節は雪が残っているんですね。

さて、今回の目的は。。。

いつもお世話になっている青山八木のご主人 八木健司さんにお誘いを受け、なんと、勝山健史さんの長野にある養蚕現場へ見学の機会を頂きました!

こちら。当ブログにもたびたびご登場いただいている勝山健史さん。ブログを読んで下さっている方は良くご存知だと思いますが、勝山さんは京都の西陣を拠点に美しい帯やきもの制作をされ、多くのきもの愛好家が勝山さんの作品に魅了されています。

この日は、勝山さん自ら、ご自身の養蚕現場をご案内くださいました〜!うれP!

桑畑の前で説明して下さる勝山さん。

勝山さんが、養蚕??と驚かれた方も多いと思いますが、驚かれた方正解!なんで勝山さんが養蚕を!と思いますよね。

勝山さんの展示会や個展に行かれたことがある方や、勝山作品をお持ちの方はお分かりだと思いますが、勝山さんのものづくりのこだわりは細部にいたり、「糸」からこだわりを発揮されています。

ちょっと前の写真ですが、勝山さんの綺芙織のきものにルーマニア華文の帯をあわせて。勝山さんの作品の特徴は、モダンで都会になじむ洗練されたデザインとその糸の美しさにあると言えます。
※全ての作品がこの養蚕の現場から生まれた糸で制作されているわけではありません。

私が着ているこの勝山さんのきものや帯についても、見学させていたところで生まれた絹糸からのものではありませんが、とろりとした触り心地がヘブンリー、帯も驚くべき軽さです。

勝山さんの制作の鍵の一つ:素材へのこだわり。それを拝見出来るというのは何とも貴重な機会!まずは桑畑からツアースタートです。

 

つづく。

 

あこや

 

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