人それぞれの☆きもの考

みなさんそれぞれに、きものに対しての考え方は色々だと思います。

「好み」ひとつとっても千差万別。どれが正しいということではなく、
なにが自分にしっくりきて、なにが居心地が悪いと感じるのか。

きものを着る上で大切にしていることってなぁに?

その人の「きもの考」がよくわかります。
それぞれの志向性を知ることは、見識の広がりでもあり、おおいに刺激になります。
(もちろん誰でも言い訳じゃないですけれど。)

だから、私はきものに関する様々なエッセイを読むのが好きです。

私が好きな作家 林真理子さん。彼女のきもの好きは有名ですが、
このエッセイは真理子節が控えめながらも、きものに夢中になりはじめている女性の
背中を後押しするような、まさにきものに触れる「悦び」を綴った1冊。

出版されたのはもう20年近く前のことになりますが、
今も当時もきもの事情はあまり変わらない、といったところでしょうか。
もう1冊はこちら。

宮尾登美子さんのきものは、やはり時代の重みを感じますし、
着姿に人生があらわれていますよね。

幼き頃、きものが日常着であった頃の思い出と、ある信頼できる呉服店との出会い、作家としての充実、まるできものが宮尾さんの人生を語っているようでため息もののエッセイです。

皆さんのおすすめも教えて下さい☆

あこや

  

Leave a Reply

CAPTCHA