ボンジュールきもの

銀座や日本橋には、新旧の呉服店がひしめいていますが、
その中でも老舗中の老舗「志ま亀」の、大蔵ざらえへお邪魔してきました。

ずっと伺ってみたいと思っていたのですが、実は今回がはじめて。
呉服店というのは（特に老舗は）本当に敷居が高いもの！
気軽に立ち寄って中を覗いてみたいけれど、なかなか勇気が出ません。

でも、今日は大蔵ざらい。こうした機会ならば、はじめてでもふらりと覗くくらい、、、
そんな気持ちで展示会場に伺いました。

会場につくやいなや、部屋いっぱいに志ま亀特有のこっくりとした色のきものが！
いきなりテンションがあがりました。

志ま亀のきものの特徴でもある大きな柄絵が大胆に配置され、本当に美しいです。

緊張しながらも見とれていると、あっという間に従業員の皆さんに取り囲まれ、
会場に入って１分後には、それはそれは美しい訪問着を肩にかけられ、
褒めちぎられていました。笑

女主人が次から次へと、でも、的確に私に似合いそうなものを運んできます。
とにかく、呉服店へきものを見に行くことは何にも代え難いお勉強なのですが、
毎回ヒヤヒヤしますね。

普段、なかなか呉服店に足を運びにくいものの、やはりそれぞれの呉服店で
個性があり、お店の方とお話ししながら気に入ったきものを誂えるというプロセスは
何より楽しい作業です。

「今日のご縁をきっかけに長いおつきあいをよろしくお願いいたします」

こうしたことをきっかけに、自分にあう呉服屋さんに出会い長いおつきあいができれば
一人前なのかもしれません。

あこや