喪服(和装)って魅力的
今日は、9月に亡くなった祖母の四十九日法要がありました。
喪主である母は、和装でのぞみたい、ということだったので着付けをしました。
喪服は、日本人の女性の肌を最も美しく見せると言われています。
黒羽二重のつややかさが、少し不謹慎ではありますが、女性を艶っぽく見せるのでしょうか。
今の時代、紋付のきもの自体着る機会が私たちには少なく、黒留や喪服以外は、
お茶のお稽古をされる方が色無地の一つ紋をお持ちになるくらいではないでしょうか。
黒無地五つ紋に袖を通した母は、「気持ちがしゃんとして、清々しい」と。
母が嫁いだ際に、祖母が黒紋付の羽織と一緒に持たせてくれたもので、
当時、青山にもあった青山 ますいわ屋のお誂えだそうです。
菊模様の名古屋帯が喪服の中にも少し華やかさを添えて可愛らしく、
絞りの帯揚げも菊模様でお揃いなのです。
やっぱり、衿合わせが命。
真っ白な塩瀬の衿もとの潔さ、美しいです。
あこや
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