カタコトの会へ行って来ました ~その②~ Visit Katakoto-no-kai in Asakusa
さて、この日のトークショーは長板中形の松原伸生先生でした。
こちらが松原先生。
松原先生の工房には以前伺ってハンカチを作らせて頂いたことがあります。
⇒染織文化講座「唐桟織見学と長板中形染体験」~その④~ 長板中形染め体験 Nagaitachugata by Nobuo Matsubara
会場に展示してあった松原先生の作品。
長板中形とは、藍一色による染めで、6.5mほどの長い板に木綿の白生地を張りつけ、順々に型紙を置いてへらで防染糊をつけます。
この先生が持っている反物は糊付された反物。この黄色っぽく柄が浮き出ていますよね。これが糊。
乾燥したら、表の模様とぴったり重なるように、生地の裏面の同じ位置に型紙を置きます。この赤く見えるのが裏側に型紙で載せた糊。
型を写し終えた生地を藍甕に入れて、一気に染め上げます。
会場に展示されていた先生の作品は、表と宇騾に別の型紙をおいて別の模様を染めていました。
こうした別の柄を染め変えられるのが、長板中形の特徴でもあります。
トークショーの会場に展示されていたこの着尺。
こちらは表も裏も同様の型紙で染められたもの。
染め上がった着尺の表裏に同じ模様が白く抜け、透けて見えているかと思うほどの、とても精密な柄合わせがなされています。これはとても難しい技術なんですよね。型が少しでもずれたらこうはなりませんし、この白く見えている所は糊で伏せていたので、一度も染まっていないということになるので、この白さが際立っていることが魅力の一つです。
一度、着てみたいなー♪♪
久々に先生にお会いできて、今日もアグレッシブにお話しくださいました。
ありがとうございました。
あこや
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