京絞りの源流を探るV 京絞り寺田 展 ~「絞りと伝匠名錦の帯」古の饗宴~ その② Kyo Shibori Terada exhibition②

京絞り 寺田さんときもの編集者 相澤慶子さんのトークショーです。

この日の相澤さんの装いは、寺田さん作の総絞りの訪問着に佐竹司吉さんの袋帯。きものは美しい藤色が印象的です。裾には更紗模様が描かれ豪華な一枚です。

この日のテーマは、寺田さんのきものと龍村晋さんの帯とのコーディネート。写真右側の訪問着は、家庭画報9月号に掲載されているもので、伊勢物語をテーマに寺田さんが作成したものです。伊勢物語は、きものの図案の題材として、源氏物語同様、昔から人気のあるものです。この杜若のきものは、江戸時代後期に制作された下記の流水杜若模様打掛(りゅうすいかきつばたもよううちかけ)のオマージュだそうです。

流水に杜若のモチーフから、『伊勢物語』九段の業平東下りが想起されます。紅白の大胆な染め分けに杜若が咲く鮮やかな打掛。鹿の子絞り、友禅染、刺繍などの技法がふんだんに使われたもので、とても自由なデザインという印象を受けました。

これを現代風にアレンジし制作したのがこちらの作品という訳です。家庭画報でも、女優さんが美しく纏っています。さて、このきものに合う帯として相澤さんの提案はこちら。

龍村晋さんの窠に霰(かにあられ)紋様の袋帯。窠に霰とは、四角形を互い違いに並べた小さな石畳風の霰文(あられもん=市松紋様ともいう)を地紋にして、窠紋(かもん)を配列したもの。窠紋というのは、有職紋様の一つで、数個の円弧形をつなぎ合わせた中に、唐花や花菱などを入れたもので木瓜(もっこう)ともいわれる紋様です。
天皇陛下の即位の礼に使用される紋様で非常に格調高いものだそう。着尺とのバランスを見て王朝風のイメージを作り出したかった、と相澤さん。濃い紫を効かせた帯締めがポイントです。


さて、つぎはこちらの総絞りの訪問着。様々な絞りの技法が使われいます。
写真だと少し見にくいのですが、薄紫の笹波組の帯締めで現代風に。
次はこの板締めの着尺。ベージュ色のさらりとした雰囲気のきものに合わせるのは、、、
なんとも楽しいスウェーデンに伝わる天使が織り出された図柄の袋帯。ピンク色の帯締めで可愛らしく。
こちらは、染め分けされた大きな雲のような図案が印象的なきものに、ピンク地にブルーで花が織り出された袋帯。すこし金糸が施された同系色の帯締めでまとめます。
相澤さんからの一言アドバイス。帯締めには、帯の中で使われている一番少ない色を持ってくるとコーディネートがしやすくなります、とのこと!小物コーディネートで悩んでいる方、ぜひトライしてみて下さい。
相澤さんとご一緒に、パチリ。
相澤さんのコーディネート術がわかるご本はこちら。美しい女優さんときものの数々に刺激を受けますよ!
寺田さんのイベントは、17日(火)までです!
The kiomono magazine editor Keiko Aizawa showed us a couple of cordinations of Mr Terada’s works(Shibori) and Mr. Shin Tatsumura’s obi.  She advised us that you can do better when you pick up a obijime by choosing the colour using into a little places of obi 🙂
あこや

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