青山八木さんレクチャー第三回「きもの、初めの一歩」へ その② A lecture “Kimono A to Z” by Aoyamayagi
青山八木の店主 八木健司さんのきものレクチャー、講義メモの続きです。
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■小紋(カジュアル)のコーディネート
何をどう着ればいいの?今回のテーマはコーディネート。フォーマルに続いては、小紋(カジュアル)のコーディネートについてです。
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ピンク地に飛び柄があしらわれた小紋。小紋こそ、組み合わせで格や雰囲気をコントロールできるので、便利なアイテムですよね。まずは、前回も登場した北村武資先生の斜子織の袋帯を合わせます。
この小紋はは無地場も多いですし袋帯まで合わせられる重宝する一枚です。この帯も、小紋から付け下げなどにあわせられる便利系。色合いもお互いしっくり着ていますよね。なので帯締も綺麗なパステル系を。すごく素敵な組み合わせ。
こうした小紋には、下記のように金糸が入った帯締は避けたいところ。
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この桐壺は、このコーディネートには帯締の存在感が強すぎて重過ぎますね。帯揚も、同系色でまとめて。
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濃い色の帯揚を持ってくると悪目立ちしてしまいます。
次は、小紋らしく名古屋帯を合わせてみます。
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可愛らしい帯ですね!すでにきものと帯がマッチしているので、この感じを小物で崩したくないですね。
まずはこんな感じで。帯にある色を選んでみましょう。
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違和感ないですね。次は補色。
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帯揚も映えますね!
このきものと帯自体は季節感がないので、小物類で季節感を出すといいそうです。春色、秋色、それだけで印象が変わりますよね!
では、次は同じ名古屋帯でも、よりはんなり系のコーディネートです。御所解の名古屋帯を合わせます。
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帯はきものに対して反対色ですね。このはんなりの雰囲気を生かして、なるべく愛らしさを意識したコーディネート。あんまり小物をクールにすると、全体的に冷たい印象に見えるので気をつけてください。この手のコーディネートは、あんまりモダンにしようと、無理したトライは禁物だそうです。
コーディネートは着る前日に一度してみて、翌朝、日の光が当たるところでもう一度確認すると、失敗がないですね!
さあ、次は同じ小紋でも地色がグレーの小紋でのコーディネートです。
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茶色の塩瀬地に菱柄の名古屋帯を合わせます。塩瀬というのは生地の種類ですが、染帯でもあらたまって見えたり、きちんとして見える帯だそうで、私も大好き。一方、ちりめん生地は、塩瀬に対して、洒落っぽく見える上、季節も秋冬に限定されます。
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ふむふむ。ぐっと大人っぽいコーディネートですね。
次は、再び登場、斜子織の袋帯を合わせて見ます。
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濃い色目の帯締を持ってきた際には、帯揚の色は引いてあげると、すっきりしたコーディネートが出来るそうです。なるほど!
つづく
あこや
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