注染工場見学へ~その⑤~ tour of a dying factory for Yukata and Tenugui

注ぎ染めの工程がおわり、次は洗いと乾燥です。

洗い場へ向かうと、何やら職人さんたちが反物をチェック中。型付けを担当した職人さんと、注ぎ染めを担当した職人さん。染めを担当した職人さんが染め具合を型付けした職人さんに見てもらっているようです。

こうして、品質のチェックをしながら丁寧に作られているんですね〜。
さて、洗いを行う水元。水が流れる大きな細長い水槽があります。ここに反物を入れ、電動水洗機で濯ぎながら上流(写真奥)へ送り最後は水のきれいな水槽へ移します。

水槽にかぶさるように置いてあるのが水洗機。横に長いローラーみたいなものが等間隔に奥に向かった設置されています。これがガシャガシャ動いて奥の方へ反物を洗いながら運ぶのです。奥に行けば行くほど水がきれいになって行きます。

この大量の水は、いったいどこから?

工場の周りを見渡すと、川が。

川の水を運んで工場で使っているそう。もちろん昔は、川で洗っていたそうです。川の水は軟水で、この糊を洗った水は処理して排気しているそうです。
最後は、人の手で綺麗な水槽で洗います。この後、軽くてで絞ります。

軽く絞った反物を、電動脱水機で水分を飛ばしてから乾かします。

大きな丸い乾燥機!!

浴衣地は、張り手を布の両端に引っ掛け、屋外の張り場で横に渡して自然乾燥。

壮観です!

この時、縮んだ反物を手でのばしながら乾燥させるようです。
屋外で天日干しが基本ですが、天候に恵まれなかったり繁忙期などは、乾燥小屋でテンダリング・マシン(高熱加圧幅出乾燥機)を使用することも。

これがテンダリング・マシンです。
職人の方曰く、これでアイロンをしながら乾かして行くのだそうです。ここから最終的に仕上げに回し、出荷となります。

今回は、注染でのゆかた地とてぬぐいの現場をじっくり見学が出来、とってもよい機会でした。
最後に勉強会でご一緒した金沢から参加のゆきちゃんと。

いつもきもので参加されていて偉い!

私は雨模様だったのと染め工場だし、、、という理由でがっつりジーンズ姿(汗)お恥ずかしい。
お邪魔させて頂きました中川染工場さん、ありがとうございました。

 

あこや

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