中村雀右衛門さんの歌舞伎ワークショップ~その④~ A Kabuki workshop with the 5th Nakamura Jakuemon

歌舞伎メイク

白塗りが終わり、役柄に合わせて化粧を施していきます。

こちらが、お化粧品の数々。

さぁ、三人のモデルさん方が、変身していきます。雀右衛門さん自ら女形の化粧をしてくださってします。女形は白塗りをした顔に桃色のほお紅をつけて男性役と区別します。眉は自分の眉の少し上に細い眉を描きます。

青は悪い人
赤は荒々しい
茶色は人間ではない、と言う意味があります。

こちらは赤で鼻筋と目尻に描かれた荒々しいお顔。この赤は日本画の画材(岩絵の具ベース)で隈取りにはこの油を使うのだそうです。基本は手で描きますが、筆を使う場合もあります。

次に眉が描かれます。墨ですね。眉が入ると顔の輪郭がはっきりしてきますね〜!

さあ、こちらで完成です!

左が立役いわゆる男前の化粧、右が荒々しい顔づくり。そんな雰囲気、出ていますかね!?(笑)

モデルの方は、すっかりその気になっていらっしゃいました。

最後は、隈取りをとって、、、記念ですね〜。

実際の役者さんは、ご自分でメイクをされますので、いろんなお役の化粧が頭に入っているんでしょうね。歌舞伎メイクの一連の流れが拝見できて勉強になりました。

つづく

 

あこや

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