中村雀右衛門さんの歌舞伎ワークショップ~その⑤~ A Kabuki workshop with the 5th Nakamura Jakuemon
to be a 歌舞伎役者
ワークショッップ後、中村雀右衛門さんとお写真を撮って頂きました。
本当に、お優しい人柄がにじみ出る物腰やわらかな方。
ワークショップ後は、雀右衛門さんご夫妻やお弟子さん方もご一緒にみんなでお食事☆
今回、お声掛け下さった京絞り寺田さんからのご挨拶も。
私は、雀右衛門さん一門のお弟子さんの京純さんとお席をご一緒したのですが、血縁でない歌舞伎役者さんがどうやって誕生するのかなど、お話を伺ってとても面白かった!
一般の人が歌舞伎役者を目指すには、子役の場合は寺子屋という松竹がやっている事務所(劇団)に入るところから始まるそうです。運が良ければそこから歌舞伎役者の部屋子になれるかも!先日、愛之助さんのところに、若き部屋子さんが入られました。今回の3月大歌舞伎ではお披露目がありましたね。
大人の場合は、国立劇場の養成所に入るのだそうです。それも試験がありますから誰でも入れるわけではありません。役者としての基本的なことをかなり厳しい環境で学ぶのだそうです。そこから、年間数名が歌舞伎役者の道に進める非常に狭き門なのですね。
運良く歌舞伎役者の道がひらかれた方々は、各歌舞伎役者さんとの引き合わせがあり、ご縁があればその一門に弟子入りという事になるわけです。
どの道も厳しく険しく、努力し、運強い人が大成していく。やりがい、生き甲斐を感じられる仕事というのは、辛い部分もあるかもしれないけれど、生涯の宝、ですね。私も、頑張らなければと思いました。
そんな事を思いながら、夜の仲見世をテクテクと歩きながら家路に。
たくさんの出会いとインプットがあった一日。こうした機会を頂けることも本当に感謝しかないなぁと思う毎日です!ありがとう!ありがたい!
夜の雷門。
綺麗だったな。
Outfit of the day
さて、この日の私の装いです。(雀右衛門さんの奥様とご一緒に)
実は、奥様も私も、京絞り 寺田さんによる絞りのおきものを着ています。奥様は、葵の紋様ですね。背中に京屋の定紋の縫い紋が施されていました。奥様も本当に気さくでお綺麗な方で一気にファンに☆奥様の帯はやっぱり雀ちゃん。(京屋さんの替紋は向かい雀)
私のきものは、黒地の訪問着です。真っ黒なので、黒留みたいにならないようにw帯で工夫。ぎをん齋藤さんの御所解の帯を合わせて。母に「働き者の帯ね」と言われましたが、確かにその通り!最近この帯の稼働率が半端じゃないです。(笑)
沢山勉強させて頂いた一日でした☆
あこや
Leave a Reply