染織文化講座「型紙で小紋を染める」~その①~
スカイツリーのお膝元、墨田区業平に着ました!
染織文化講座の「型紙で小紋を染める」の実地研修でこちらの五月女染工場にお邪魔しました。
職人さんの指導で東京染小紋一反を染めます。絹一反物に職人さんが使う型紙で本格的に東京染小紋作りを体験します!
工場に入るとこんな雰囲気。反物を置く板が5本くらい並んでいます。
私たちが今回染める反物を置くとこんな感じ。
型紙を使って染めるという一連の工程を実際に体験できる貴重な機会。次はその重要な型紙選びです。五月女さんがお持ちのたくさんある型紙の中から吟味して選びます。
初心者の私たちにやりやすいのは、あまり柄が細かくなく、型の長さがある程度あるもの。反物の上を型紙をずらしながら染めていくので、小さい型紙ですとその作業回数が増え、なかなか大変なのです。
型紙を水に浸けている間に、今回染める色を選びます。こうして水に浸けると型が置きやすくなるそうです。
ずらーっと地色と目色、それぞれ10色ずつから選びます。通常、染めを注文する際は、もちろん好きな色でお願いできますよ。講義用の色としてこれだけご用意くださっていました。地色は濃い色の方が失敗が少ないそうです。
染め上がりの色の組み合せの想像がなかなかできず、しかも、染まる面積が大きくなると印象も大きく変わるので非常に悩みましたが、最終的にこのグレーとピンクの組み合せに決定!
こちらが、今回ご指導くださる東京都工芸染色協同組合 理事長でもある五月女利光さんです。
このように型紙を反物の上に置き、目色の染料が混ざった糊を刷毛で型紙の上から置いていきます。私は目色の色がピンク色なので、その色が一応混ざっているんだそうです。
夢中でやっていたので、私の作業中の写真を撮り忘れました。。。汗
最後は五月女先生が美しくフィニッシュして下さいました。
こうやって、刷毛は口にくわえて型紙を動かすのが職人さん!だそうです(笑)私ももちろん刷毛を加えて作業していました。
すべて、糊、置き終わりましたー!完成!刷毛は立たせて手早く糊を置いていくのがポイントでした。
なかなか上手と先生に褒めてもらいましたよ!最後に五月女さんと!
結構緊張したけど、楽しかった!!
次回は、いよいよ染めます!
あこや
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