染織文化講座「唐桟織見学と長板中形染体験」~その⑦~ 長板中形染め体験 Nagaitachugata by Nobuo Matsubara

いよいよ藍染めの工程へ。

糊が良く乾いた生地を水の中へ。

その後、伸子(しんし)と呼ばれる両端に針がついている棒を引っかけ、藍甕の中へ。

落ちたらどーしよう、という感じの藍甕です。(笑)松原先生みずから、藍甕に浸けてくださいます。

藍甕の全貌はこんな感じ。先生が建てている藍です。生きています~。小柄な女性なら足伸ばして入れるくらいな縦幅です。着物を染める際は、蛇腹状に反物をおり、伸子を何本も張って浸けていくそうです。

ちょっと見えにくいですが、伸子を先生に対して直角に持ちその間に棒を通して藍甕の淵に引っ掛け、藍のなかへずぶっと浸し、しばらく置きます。

一回目の引き上げ。

こうして藍が垂れ切るのをしばらく待つわけですが、その間にも藍が空気に触れどんどん色味が変化していきます!

二回目の藍甕投入。

染めが完了!これだけ見ても全体に藍色の生地というだけで、まだよくわかりません!

糊を落とすために水洗いです。布を揉まないように水の中で大きく振りながら糊を落としていきます。

糊が落とせたら、最後は酢酸水につけ、色止めします。これで乾かして完成、というわけです。

そして完成形がこちら!

結構上手にできました!大満足です!イニシャルもくっきり!

近くに寄ってみると、綺麗に染まっています(*≧艸≦) そしてよく見ると型紙がずれないように目安として彫ってある星も、きちんと確認できましたー!みなさんどこにあるかわかりますか?

最後に松原先生と!

なんだか、ペアルックみたいになってて笑えます。先生お忙しい中、ものすごく丁寧に私達をご指導くださいました。先生のお人柄も加わり、さらにファンになりました!

先生ありがとうございました!

Aizome: Indigo dyeing
1. Dip into indigo pool using a Shinshi(tenter) to stretch the cloth.
2. Repeat dip & dry 2 times. Wash off the paste and let the cloth soak in the acetic acid water.
*The acetic acid water is good for color stopping.
3. Dry it and done! Voila!

 

あこや

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