秋の染織文化講座第2回目:江戸期の小紋についてby丸山伸彦氏(武蔵野大学)&長板中形/藍形染の松原伸生氏〜その③〜

こうした工程で染め上がった松原さんの作品たちがこちら。
当日持参して下さった中から一部ご紹介。

最後のは、カレイですねー!
どれも美しいブルーが印象的です。

こちらのキモノ。

近づいてみると、、。

細かい図柄で構成されていることがわかります。すごいなー。
ちなみに、これの型紙がこちら。

伊勢型紙は、以前、中村勇二郎という人間国宝になった型紙師のキモノをブログでも紹介しましたが、現在もこうした型紙を作り続けています。

昔はこの型紙に糸を入れる専門の糸入れ師さんもおり、人間国宝になった方もいらしたとか。この型紙が破れたらもう使えない訳ですから、昔の職人さんが彫った繊細な仕事の型紙は本当に貴重なものだそうです。

近年は、糸入れではなく、紗張りといった手法が、型の崩れを防ぐために行われているそうです。

藍、伸子、糠、刷毛、と同様、型紙も長板中形を作る上でどれも書かせない道具。
現在、これらを作り出す職人さんが激減。松原さんたちの様な作家さんたちも、外堀を埋められている状態とのこと。あーん、ここもやっぱり大変なんだ。。。涙

やっぱり、きものは着ている姿ないと、、、ということで雑誌から拝借。
これは松原さんのゆかた。単衣キモノのように着ていて素敵です。

講義後も、受講者からの質問攻めに丁寧に答えて下さる松原さん。
勉強になりました。
ありがとうございましたー☆

あこや

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