京舞観劇へ Kyomai in Tokyo


先日、21年ぶりの東京公演となる京舞観劇に国立劇場へ行ってきました。

京舞というのは、 京都・祇園の花街を中心に育まれた日本舞踊 井上流による舞踊の会。18世紀末頃、初世井上八千代に始まる井上流は座敷舞ならではの能や人形浄瑠璃の影響を受けた系統です。

春の「都をどり」、秋の「温習会」などさまざまな年中行事で、祇園の芸舞妓の皆さんを中心に踊られ、今では京都の伝統文化の一翼を担っています。

今回は、五世家元・井上八千代さんを中心に総勢約60人の祇園甲部の芸妓、舞妓が出演、且つ、21年ぶりとあって、チケットは早々に完売と随分前から聞いていました。会場は大変にぎわい華やかでした。

華やかな劇場内

入り口では、揃いのきものに身に纏った井上流のお弟子さん方がお客様をお出迎え。かつて芸妓だった方の姿もちらほら。応援でしょうか。

井上流の揃いのきものは、なんとも艶やかです。

椿の黒紋付に井菱の帯。

この井菱紋は、井上流の定紋で、この組み合わせのお着物を着ているということは皆さま名取さんです。

帯には2種類あるようで、白地のほかに、ブルー地を発見。

どういう風に使い分けているのかな?好きな方でいいのかしら。(そんなことが気になってしまうw)綺麗な帯ですね~。着てみたい方は、名取まで頑張らないと。。。笑

アップで拝見すると、、、

このような!
黒紋付は、柄行も大きく華やかですね~!きものの紋も井菱です。
絞りの飛び柄の帯揚げがぴったりですね。この方もブルーの帯。

さて、会場はお客様でいっぱい。

京都からのお客様もたくさんお見掛けしましたし、きもの関係の方も散見されました。舞台が始まると、華やかな衣装にうっとり。最後は黒紋付のお引きずり姿に興奮いたしました~。

一緒に観劇した妹と。(どアップですみません汗)
私もその昔、日本舞踊をかじっていたのですが、何事もコツコツ続けることが大事だな、長く続ける先に見えてくるものがあるんだな、と皆さまの熱演に感激しました。

さて、会場2階にはお衣裳展示もありました

衣裳協力で高島屋さんやおか善さんという名前が連なっていました。

豪華ですね~~!上がる~!笑

こうした展示をしてくださるのはきもの好きには嬉しいですね。

配色や帯合わせなど、衣裳ならではで、拝見していてとても楽しかったです。

都をどりの衣裳もありましたね。来年も南座での公演です。祇園甲部の歌舞練場での再演が待ち遠しいですね。

会場には、おか善さんの岡本社長もいらしゃいましたのでご一緒にパチリ。

お衣裳を担当されていらっしゃるということでバタバタとお忙しそうでした!
おか善さんをはじめ、お知り合いとのばったりがたくさんあって、びっくり。特に驚いたのが、私の6歳からの竹馬の友に久方ぶりに再会!

嬉しくなってはしゃいでしまいました。ダブルピースとは昭和。。。笑

彼女は演劇を中心に伝統芸能領域を網羅されている編集者さんなのです。取材で来ていたということで、嬉しい再会でした。

今回入手困難な中チケットをご準備くださったマダム。いつもありがとうございます。とても楽しい時間を過ごさせていただきました!


あこや

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