着物探訪☆沖縄・芭蕉布の旅〜その⑦〜

ワークショップDAY1の最後は、工房にて懇親会。
事務局の皆さんが、開催してくださいました!!

今回のワークショップは全国から総勢8名が参加。キャンセル待ちだったと伺い、参加出来て良かった!

参加されていた皆さんは、いずれも染織関係者が多く、美大のテキスタイル専攻の学生さんや、呉服屋さん、大学で染織を教えているという先生、博物館の学芸員の方など、それぞれにご自身の学びを深めようとモチベーションの高い方ばかり!もちろん、沖縄地元から参加されている方も。将来的に芭蕉布を織っていきたい、、、そんな思いで参加されていた方もいらっしゃいました。

皆様、素晴らしいですね!

懇親会は、平良美恵子さんや今回のワークショップ事務局を担当されている美恵子さんの3人のお嬢さんに加えて、、、

平良敏子先生もご参加くださいましたー!

とうとうお会いできた!99歳の人間国宝、平良敏子先生!!感激!!!

目の前に現れた敏子先生は、あまりにも神々しく、そして、愛らしいお姿でした。この絣のお着物姿も素敵だったー!事務局であるお孫さん達が「おばあちゃん」と呼びながら、会話している景色にほっこり。来年100歳!いつまでもお元気で、芭蕉布作りの支柱として喜如嘉を照らし続けて欲しいな。

さて、沖縄の宴は踊りから!ということで、なんと琉球舞踊が~♪実は、踊ってくださったのは、敏子さんのご兄弟の一番下の妹さん。

芭蕉布をまとっての舞です~!

注目いただきたいのが着物の着方。この着方は、沖縄の昔からの着物の着方で、着物の下に帯をして、そこにきものをきて引っ掛けるようにして前をとめるというスタイル「ウシンチー」です。

背中はこんな感じになります。

ゆったりした着方が、沖縄の気候が育んだスタイルですよね。はじめて生で見ました、ウシンチー。やはり芭蕉布のきものは、目にも涼やかです。

衣装替えして、もう1曲踊ってくださいました。

縞芭蕉にミンサー織の帯ですね。ミンサー織は八重山ミンサー織といわれ、石垣島や竹富島などを産地とした織物です。独特のこの模様。 五つと四つの絣に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」 という愛のメッセージが込められています。そのような意味合いの演目だったと記憶しています!

お顔をハートで隠すのがもったいないほど、お美しい方でした!
素敵な舞踊をご披露くださり、ありがとうございました。ワークショップは初日から充実の一日となりましたが、こうして歓迎の懇親会まで企画してくださり、事務局の皆さんに感謝ですね!

さぁ、明日も頑張ろう!

つづく


あこや

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