沖縄への旅☆琉球の織物を訪ねて☆宮古上布を着てみる~その⑰~ Discover the okinawa weaving
次なる目的地へ向かう道すがら、背の高い街路樹に囲まれた風景が続きます。見たことがない種類の木で、枝先にはなにか実がなっていました。
景色は変わって、目の前に大きな煙突が表れました。
「製糖」と書いてあります。サトウキビ畑がこれだけあれば納得ですね。ここでお砂糖が作られてるのかな♪
さて、次なる目的地の前にちょっと立寄。
ここは組合で教えてもらった宮古上布の反物や小物、古布を扱うお店です。
店内に入ると、昔の宮古上布の古布が。数㎝単位で販売しています。購入していく方は主に小物を作る方が多いと言いますが、勉強用に買っていかれる方もいらっしゃるそう。
アンティークの宮古上布の着尺もいくつかあり、たまたま私の背丈に合うものがあるというので、羽織らせてもらいました。
宮古上布を実際に着たことがなかった私。羽織らせてもらえるだけでも嬉しい!難ありのものを少し市場より安く売っていたり、新作もあるそうです。
羽織ってみての感想は、やはり軽い!ということ。細い糸で織られた夏のきもの何だなーという実感をやっと得ました!笑
織られている柄は十字絣、立涌のような中に花なのか星なのか、そんな柄が織り出されています。
全身はこんな感じ。この写真で見ると藍色加減がよくわかりますね。明るい色の夏帯と合わせたら、綺麗かなー♪
お値段はびーっくりする(車が1台買えちゃうくらい)くらいでしたから、新作だったらもっと高いのかな。。。これじゃあ、一般人は買えないようぅ。一体どんな人が買われるんだろうか、と気が遠くなりました。
技術が絶えないように組合で保存維持に注力し年間数反制作している重要無形文化財の宮古上布。同じく越後上布もそうですが、結果、市場価格は末恐ろしいものに。それじゃあ、買える人は本の一握りで、余計着る人なんて誰もいなくなってしまうのでは、、、と考えてしまいますが、それは仕方がないことなのかな。
でも、宮古上布初体験!試着させてもらえて、良い経験が出来ました◎
つづく
あこや
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