奄美大島への旅〜本場大島紬探訪〜 その① A trip to Amami Oshima

台風をすり抜けて

ここは伊丹空港。

7月初旬、台風が西から東へ進む中、奇跡的に飛行機が飛び、伊丹経由で奄美大島へ行ってきました!

この飛行機が本当に飛ぶのか、ドキドキしたな。。。

なぜ、奄美大島に?!そうです。奄美大島はあの大島紬の産地。一度訪れてみたいと思っていた場所です。

さて、無事、奄美大島の空港に到着すると、、、「いもーれ」と、看板が!奄美弁で「ようこそ」という意味だそうです。

モデルさんたちが着ているのは、大島紬ですね★

今回の旅は、奄美大島が産地の大島紬に触れる旅。きもの文化検定を主催する全日本きもの振興会が開催したツアーに参加しました!2泊3日がっつり大島紬のことを勉強したいと思います!

 

奄美大島ってどんなところ?

大河ドラマ「西郷どん」で、奄美大島が盛り上がっている今年。奄美大島ってどこにあるのでしょうか。奄美大島は鹿児島県。地図で見ると鹿児島と沖縄諸島の間に位置する島です。

奄美大島は鹿児島から南へ380Km、沖縄本島から北へ300Kmの洋上に浮かぶ年平均気温21.3度の亜熱帯気候の島。奄美大島の隣の喜界島(きかいじま)、南に徳之島(とくのしま)・沖永良部島(おきのえらぶじま)・与論島(よろんとう)を含めて奄美群島(あまみぐんとう)といいます。奄美大島は、その奄美群島の中で最大の島です。


※奄美市のHPより

この地図を見ると分かる様に、どちらかというと島自体は沖縄諸島に近いところに位置しています。文化圏的には完全に沖縄文化を持つ島です。しかしながら、奄美大島が鹿児島県であることには歴史的な背景があります。これについては、また、後ほど触れたいと思います。

そして、奄美大島のエリアマップを見てみましょう。飛行機が到着したのは、右上に位置する奄美空港。今回は、奄美大島の北部を中心に滞在しました。


※ねりやかなやのHPより

奄美空港にほど近い、龍郷町(たつごう)が、今回の目的地。本場大島紬と大変ゆかりのある町です。

 

楽しい道先案内人

台風の影響で、初日は10数名と本来予定していた人数よりもかなり少ないメンバーで旅がスタートしました。大型バスに乗り込みますと、今回の私たちの旅を案内してくださる伝統工芸士の南 祐和さんがガイドをスタート!

アロハシャツですね。かりゆし?南国に来たな、という感じがいたします。

南さんは、流れるようなガイドっぷりで、その道のプロでは!?と思うほど。私達を飽きさせないように工夫が凝らされたおしゃべりで、バスの中は終始笑いが絶えませんでした。きっと、日本全国から大島紬目的に来るお客様を案内しているうちに、プロのようになられたのかな!

空港から出発してまもなく。「海を見に行きましょう!」とバスが停まりました。

つい先日まで台風が来ていた奄美大島。風が強くまだ厚い雲に覆われていました。でも、空が広い!

しばらく歩くと、「あやまる岬」というところに到着!

奄美十景とあります。お天気の日ですと、めちゃくちゃ眺めがいいらしい!

ここは、奄美市の北東部に位置する太平洋に突き出た岬。その昔、奄美の少女達が美しい刺繍の手毬をついて手毬歌を歌っていました。この岬の丸い景色が美しいアヤに織られた手毬の用に見える事から「あやまる」岬と呼ばれる様になったそうです。

やっぱり海が青ーい!奄美大島に来たのだな、と実感しました。

記念に。しかし、台風が訪れた直後だったからか、風が強く海も荒れていました。

お天気の良い日は、それは美しい景色が見られるそうです。

 

つづく。

 

あこや

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