御召の製造工程 さて、最後は御召の製造工程です。矢代仁さんが持参されていたとても可愛い版画の絵を参考に説明していきます! きものの命、蚕ちゃん。勝山さんの養蚕見学に伺った時のブログでも書きましたが、現代では昔のような細い […]
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御召の歴史 正直、私自身は御召を着る機会がこれまであまり無く、どんな織物であるかについても深く考察してこなかったので(でもどんなものかきちんと理解したかった!)、今回の勉強会はとても良い機会でした。 ※矢代仁さんの明治時 […]
★御召の種類 ③風通御召(ふうつう) 経糸、緯糸とも表と裏で異なった色糸を使い、風通織りと言う特殊な二重組織で織った御召。表と裏の文様が反対の配色になるので、袋状に見え、その中を風が通るという意味で風通と言う。上品な中柄 […]
御召の種類 御召には、一体どんな種類があるのでしょうか。代表的なものをご紹介します。 ①紋御召 文様のパターンを写した紋紙を用い、ジャガードなどの紋織機で織り上げた織物。単色で比較的地味なものが多い。無地っぽいものが多い […]
御召の矢代仁(やしろに) 京都の老舗「矢代仁」さんは、御召を作り続けて今年で創業298年になるメーカーさんです。 これは、反物の端につける矢代仁の商品であるという証書。袴地、男物着尺、そして○○御召と書かれた証書がたくさ […]
CHANELの赤 私が下山先生の存在を知ったのは、2005年にCHANELが発売した赤い口紅の製品誕生秘話のNHKドキュメンタリーを観たことがきっかけでした。 CHANELにとって赤い口紅というのは、まさにブランドを代表 […]
色の重ね染(交染) 延喜式には、どの染料植物でどの色が生まれるという規定に加え、どの色とどの色とを重ねるとこの色になる、という重ね染についても触れられています。 例えば、前回のブログで触れた10種の色の中で②蘇芳と⑨櫨を […]
日本における染織の歴史 日本における染織の歴史は、なんと縄文時代にまで遡ります。愛知県知多半島にある紀元前1000年、縄文中期の貝塚遺跡から穴のあいた「アカニシ」の貝殻が出土。このアカニシは、動物染料である貝紫を分泌する […]
植物染料に宿る輝く力 今回の個展では、岡山吉備国際大学の名誉教授である下山進先生による、植物染料についてのレクチャーがありました。 下山先生の事は、以前、先生がフランスのCHANELとつくられた赤い口紅のドキュメンタリー […]
to be a 歌舞伎役者 ワークショッップ後、中村雀右衛門さんとお写真を撮って頂きました。 本当に、お優しい人柄がにじみ出る物腰やわらかな方。 ワークショップ後は、雀右衛門さんご夫妻やお弟子さん方もご一緒にみんなでお食 […]